とある親友へ

『真朝は誰より幸せにならないといけないんだから、沢山飛び回って、掴んで下さい。』

二年前の五月にもらった言葉を偶然見つけた。

ありがとう、
俺なんかの幸せを、いつだって考えてくれて。

ありがとう。
俺なんかの誕生を、いつだって祝ってくれて。

毎年楽しみだった手作りケーキも、もうしばらく食べれる機会はないのかな。
けれどケーキはもちろんだけど、あの手紙のお陰で俺は今ここにいれるよ。
俺なんかが生まれてきたことを、感謝してくれるお前がいるからだよ。


ありがとう、
俺にとってお前も、誰よりも幸せになって欲しいよ。



なーんて。
直接は言う気なんてないけど。
きっとバイト忙しくてもここ見てくれてるでしょ。多分。
そんなお前が大好きだ。

偶然読んだんだけど、ちょっと今辛かったから嬉しかったんだよ。
うん、まだ飛び回ってみる。