落ち着いた。

結局ものすごくマイナス思考になって
ろくでもない考えが起きて
辞めた方がいいのかもしれない、なんて。

　

　
眠れなくて
電話しちゃって
軽く寝てた、というあいつに言った。

俺はいていいの？
邪魔じゃない？迷惑じゃない？
俺にも楽しむ権利があるの？

少なくても一人は、俺がいることを
笑うことを
望んでいない人がいるのに。

　

何言ってんの、と呆れられた。
「瀬戸が辞めたら、自分も辞めるから」
聞こうと一瞬だけ考えてやめた馬鹿な質問の答えを
聞いてもないのに言ってくれた奴がいた。

　

「そっか。
なら、絶対やめねぇから。
明日、頑張ろうぜ」

明日まで馬鹿な考えをしたくないから
すごく弱いとこを珍しく他人に見せた。

　

必要とされるには
俺がそこに居続けるには
まだまだ頑張らないと。
あいつと一緒に。

　

無事に成功することだけを考える。

　

立ち止まらない。
後ろは見ない。