後輩からの電話

ここんとこ日記サボってたので、覚えている限りを。

中学の後輩から電話がありました。

知らない番号から電話があって、電話を取ると後輩だった。
新しい携帯にしたんだけど、アドレス知らないから教えて（今まで番号でメールしてた）、という用件。
そのついでに、色々話した。

この後輩は部活の後輩。
俺は吹奏楽部でパーカッションのパートリーダーやってて、中３の時に１年が３人入ってきて、その中の一人。
周りの先輩からは一番嫌われてたけど、良いところもあって、俺が一番かわいがってた子でもある。

というか、俺が卒業する時に中１だったガキんちょたちが、今では中３で受験生だ。
時が経つのは早い……（ババ臭いなｗ

で、こいつが今ではパーリー（パートリーダーの意）で、色々困ることが起きたらしい。

２年男子が問題起こしまくって（技術室のドアにボンド塗るとかさすがだよｗ）部活停止をくらってるとか聞いたけど、一番気になったのが別の後輩の話。

その子は３人入ってきた後輩の一人なんだけど、ドラム担当の俺の友達から卒業の時に「ドラム頼んだ！」と言われた子である。
（ちなみに電話の相手であるパーリーにはティンパを俺は頼んだ←基本的にパートは世襲制なんだよね）

そんで、来年春にスプリングコンサートがあって、そこでルパン三世を演奏するそうで、現在練習してるそうだ。
僕らの時にもルパンはスプコンでやったけど、それよりも難しい楽譜で。

スプコンは最後の舞台になるコンサート。当日は俺たち先輩も見に来る。
ところが、何故かパーカスはルパンで３年の出番がないそうだ。
（１・２年のパーカスはある）

最初は受験のためかな、って思ったけど他のパートの３年はソロまであるらしい。
なのにパーカスの、それも３年だけが出番がないのだ。

確かに、パーカスは人数も多く、僕らの時も曲によっては出番がない曲があった。
でもその時は（特に、３年が主役のスプコンでは）必ず１年が出番なしだった。

それで、そのドラムの後輩が泣き出してしまったそうだ。
「先輩と約束したのに」と。

先輩が見に来る舞台。それも、自分たちが出る最後のコンサート。
そして曲目は先輩がドラムをやった曲の難しいバージョン。
それを先輩に披露できたら、先輩はとても喜ぶはず。
厳しかった先輩達も「よくできたね！」って最後に誉めてくれるはず。

それなのに、自分ではなく２年の後輩がやる。
先輩に見せるどころか、曲に挑戦する権利もない。
後輩や同級生が楽しそうに演奏する中、自分はただ立っていることしか出来ない。

そうきっと、後輩は思ったのだろう。


私たちの時は顧問以外に外部の指導者が来てくれてたけど、今はそれもなく、顧問一人でやってるそうだ。
……許せなかった。卒業してる身でも、大切な後輩に変わりはないのだから。


俺は電話を切って、ドラムをやってた友達に連絡をした。
電話してきた後輩は俺の後輩だから、俺が一番支えることが出来る。
しかし、ドラムの後輩のことはその子に言うことが一番だと思った。

うちらの代はパーカスは５人いたけど、連絡網的にやれば全員に連絡が行き渡れる。
ドラムの子は最近連絡取ってないけど保育園からの友達で、直接連絡できて良かった。

早速、その話をした。その子も怒った。
「意味が分からない。私、顧問に連絡してみるよ」と。
その子は顧問の携帯にまで連絡をしてくれた（現在までに繋がってないのが残念だが）

でも本当、その子の行動が嬉しかった。
卒業しても、こうやってお互い後輩のことを心配できて。


後輩との電話を切る時、
「また連絡する……ううん、絶対電話するから」って言われて、
「うん、お前らはいつまで経っても後輩なんだからいつでも」って俺は言った。

俺らの時、頼りになる先輩がいなかったから、こうやって後輩が頼ってくることが嬉しかった。
今、あいつらは中３で後輩を５人も抱えてるけど、それでも俺らから見ればやっぱりいつまで経っても後輩なのだ。
そう、たとえ卒業しても。

その後メールで
「私も、真夜先輩のようなパーリーになれたらいいな」ってその後輩は言った。
その子は今あんま、後輩と上手くいってないらしい。
だから、全員と仲良くなれるようなパーリーになってくれれば俺も良いと思う。


さて、中学の後輩もそうだけど、俺には高校にも後輩がいるんだよな。
……という訳で、今の部活も頑張らなきゃな。
今度はパーリーどころか部長なんだし；

……っと、ちょっと後でグチるかもね；