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悲しい夢を見た。
飼い続けられなくなったキョウを田舎の家に置いて帰ってくる夢
おいてく時までは、
このまま飼い続けられないから仕方ない、と思えてた。
だけど家に帰って、キョウがいない部屋で一人になった途端、
どうして置いてきてしまったのだろう、と後悔した
一人の部屋で、とてつもない孤独に襲われた。
目が覚めると、横にいるはずのキョウがいなくて慌てて探した。
リビングにいただけだったんだけど
確かに、あれは夢だった
でも、夢じゃない
それは、実際起きたことだった。
だからとても、焦った。
小さい頃、猫を拾った
私はその猫をみみ、と名付けた
なんでみみだったのか忘れてたのだけど、
最近になって私がキティよりも、
双子の妹ってだけで脇役になってしまったミミィが好きだったからだと思い出した。
みみはとても賢い猫で、呼べばすぐ来て撫でさせてくれた。
私はみみがとても好きだった。
だけど、うちには花子がいて、まだ私も小さくて
みみを飼う余裕がないからって、みみは実家に預けられることになった
まだ小さかった私は親の決めたことを覆すことも出来なかったけど、みみと別れ際に約束した。
「絶対、迎えに来るからね」
その約束は、今でも一度も忘れたことがない
本気だった
長期休みに実家に帰る度に、みみにそう言っていたし
中学生になった時も、いつかみみとまた一緒に暮らすんだって信じたままだった。
でもそれは結局、出来なかった。
みみを預けたのは母の実家に住む親戚のおばさん夫婦で
去勢手術をしてから預けると言ったのに
「こっちでやるからすぐ連れてきて」と言われたから手術をしなかったのに、
おばさんは手術をしないどころか、みみが何度出産しても気にしていなかった。
子猫の里親捜しもする気もなく、ただ生ませるだけで
私のいとこであるおじさんの幼い娘たちには、
生まれたばかりの子猫は人間が触ってはいけないのに
まるでおもちゃのようにおじさんは平気で触らせた
それで何匹、子猫が死んだかも分からない
母は預けたことに後悔していた
まさかそんな無責任な人たちだとは思っていなかったらしい
でも母だって、私だって同罪だ。
だから私は尚更、そこからみみを助け出したかった。
連れて帰りたくて仕方なかった。
だけどそれをぐっと堪えて、その時が来るのを待った
だけど今、どうしてあの時連れて帰らなかったのだろうと何度も思う
「大きくなった猫は環境が変わると慣れなくて死んじゃう」と言われて連れて帰るのを躊躇したけど、
今思うと、たとえそれでも連れて帰るべきだった。
せめて、死に際に誰かが一緒にいてあげられるのなら
連れて帰った方が、良かった。
中学3年の時、久しぶりに田舎に帰ると、
みみはどこにもいなかった。
恐る恐る聞くと、おばさんはまるでそれが当然かのように言った。
「尻癖が悪かったから山に投げた」
いとこたちは
「今はうさぎを飼ってるのー」と言って、猫が何十匹もいたなんて嘘だったかのように1匹もいなかった。
確かに、みみはまだ10年も生きていなかったのによぼよぼのおばあちゃんだった
皮膚病も患って、トイレ以外でうんちをすることもあった
でもそれは、何度も何度も出産したから歳を取るのが早くなってしまったせいで、
悪いのはみみじゃない、無責任な人間だ。
そして私も、その一人だ
あれから何度、みみに謝ったのだろう
ごめんね、約束を守れなくてごめんね
いつだって、今だって、私は後悔している。
それが今、キョンたやキョウを拾って飼っている理由だと思う
所詮自己満足でしかない罪滅ぼしだけど、
猫を一人でも世話が出来る今、私が出来ること
山の中でよれよれに歩きながら
寒さに震えていたであろうみみのことを考えると、
何度謝ったって、何度泣いたって、頭が上がらない。
みみ、ごめんね
守ってあげれなくてごめんね
そう思いながら、キョウを撫でる
確かに私の一番の希望は家を出ることだけど、
もしキョウをひとりにしてしまうのなら
その時はここに残ろうと思ってる。
私にピタッとくっついて眠るこの子を、一人になんか出来ないから
許されるとは思ってない
だけど、二度と繰り返したくない
ごめんなさい、みみ。
飼い続けられなくなったキョウを田舎の家に置いて帰ってくる夢
おいてく時までは、
このまま飼い続けられないから仕方ない、と思えてた。
だけど家に帰って、キョウがいない部屋で一人になった途端、
どうして置いてきてしまったのだろう、と後悔した
一人の部屋で、とてつもない孤独に襲われた。
目が覚めると、横にいるはずのキョウがいなくて慌てて探した。
リビングにいただけだったんだけど
確かに、あれは夢だった
でも、夢じゃない
それは、実際起きたことだった。
だからとても、焦った。
小さい頃、猫を拾った
私はその猫をみみ、と名付けた
なんでみみだったのか忘れてたのだけど、
最近になって私がキティよりも、
双子の妹ってだけで脇役になってしまったミミィが好きだったからだと思い出した。
みみはとても賢い猫で、呼べばすぐ来て撫でさせてくれた。
私はみみがとても好きだった。
だけど、うちには花子がいて、まだ私も小さくて
みみを飼う余裕がないからって、みみは実家に預けられることになった
まだ小さかった私は親の決めたことを覆すことも出来なかったけど、みみと別れ際に約束した。
「絶対、迎えに来るからね」
その約束は、今でも一度も忘れたことがない
本気だった
長期休みに実家に帰る度に、みみにそう言っていたし
中学生になった時も、いつかみみとまた一緒に暮らすんだって信じたままだった。
でもそれは結局、出来なかった。
みみを預けたのは母の実家に住む親戚のおばさん夫婦で
去勢手術をしてから預けると言ったのに
「こっちでやるからすぐ連れてきて」と言われたから手術をしなかったのに、
おばさんは手術をしないどころか、みみが何度出産しても気にしていなかった。
子猫の里親捜しもする気もなく、ただ生ませるだけで
私のいとこであるおじさんの幼い娘たちには、
生まれたばかりの子猫は人間が触ってはいけないのに
まるでおもちゃのようにおじさんは平気で触らせた
それで何匹、子猫が死んだかも分からない
母は預けたことに後悔していた
まさかそんな無責任な人たちだとは思っていなかったらしい
でも母だって、私だって同罪だ。
だから私は尚更、そこからみみを助け出したかった。
連れて帰りたくて仕方なかった。
だけどそれをぐっと堪えて、その時が来るのを待った
だけど今、どうしてあの時連れて帰らなかったのだろうと何度も思う
「大きくなった猫は環境が変わると慣れなくて死んじゃう」と言われて連れて帰るのを躊躇したけど、
今思うと、たとえそれでも連れて帰るべきだった。
せめて、死に際に誰かが一緒にいてあげられるのなら
連れて帰った方が、良かった。
中学3年の時、久しぶりに田舎に帰ると、
みみはどこにもいなかった。
恐る恐る聞くと、おばさんはまるでそれが当然かのように言った。
「尻癖が悪かったから山に投げた」
いとこたちは
「今はうさぎを飼ってるのー」と言って、猫が何十匹もいたなんて嘘だったかのように1匹もいなかった。
確かに、みみはまだ10年も生きていなかったのによぼよぼのおばあちゃんだった
皮膚病も患って、トイレ以外でうんちをすることもあった
でもそれは、何度も何度も出産したから歳を取るのが早くなってしまったせいで、
悪いのはみみじゃない、無責任な人間だ。
そして私も、その一人だ
あれから何度、みみに謝ったのだろう
ごめんね、約束を守れなくてごめんね
いつだって、今だって、私は後悔している。
それが今、キョンたやキョウを拾って飼っている理由だと思う
所詮自己満足でしかない罪滅ぼしだけど、
猫を一人でも世話が出来る今、私が出来ること
山の中でよれよれに歩きながら
寒さに震えていたであろうみみのことを考えると、
何度謝ったって、何度泣いたって、頭が上がらない。
みみ、ごめんね
守ってあげれなくてごめんね
そう思いながら、キョウを撫でる
確かに私の一番の希望は家を出ることだけど、
もしキョウをひとりにしてしまうのなら
その時はここに残ろうと思ってる。
私にピタッとくっついて眠るこの子を、一人になんか出来ないから
許されるとは思ってない
だけど、二度と繰り返したくない
ごめんなさい、みみ。
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