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外にいたのに、なんでだろう
突然、地面に溶ける様な気がした
風にさらわれてしまう様な気がした
神隠しのように、消えてしまう気がした

今、自分がいなくなっても
世界は何も変わらないことを、改めて知らされた

 
途端に、寂しくなった
耐え難い孤独だった

ふと、彼が言っていたことを思い出した
「誰かの為じゃなくて、自分の為に頑張ることなんて嫌じゃん」
一見それはとても謙虚だとか献身的に思える言葉

でもそれって、一番見返りを求めているんじゃないか?

誰かに必要とされなければ嫌だ、なんて
見返りを一番求めているのは、彼じゃないのか?

 
彼はこの孤独を、ずっと昔から知っているんじゃないのか?

だったら、私が言わなきゃ
だって私が彼に言わなきゃ、一体誰が言うの?

 
彼に改めてそう言うと、「やっと知ったのか」と彼は言った。
だったら、尚更私が言わなきゃ

「○○は私のわがままいつも聞いてくれるけど、私は○○の存在だけで救われてるんだよ?
たとえ○○が何かをしなくても、私はずっとそばにいるんだから」

私よりも“存在理由”にこだわる彼が恐れているのは、私がふと感じたあの孤独だ。
彼は何にも求めてないように見えて、“必要とされること”を求め続けている。
私が言った、彼には全く利益がない無理な願いをかなえ続けてくれているのは、
そうすることによって私は彼を求めるから。
少なくても、彼はそう思っているはずだ。

だったら、私は彼に言わなきゃいけないと思った
わがままなんか聞かなくたって良いんだよ
そんなことしなくたって、決してひとりにはしないから、と。

「でも言葉で言うのは簡単だから、ちゃんと行動で証明するから」
それは、簡単な様で難しい
だってそう言った以上、どんなことがあっても彼のそばにいることになるから。
私が自分と交わした約束を、破る事にもなるし
死ぬという逃げ道をなくしてしまう。

だけど彼が人に見せる無償の優しさは孤独への恐れがあるからこそで、
見返りを求めないように見えて、誰よりも見返りを求めていること

多くの人から“良い人”と呼ばれる彼のそんな一面に気付けた人が、今までどれだけいたのだろう

私は、気付けた。
あの消えてしまいそうな感覚に
彼が感じていた孤独に
私とは違う形だけど、私なら出来るかもしれない
いやきっと、私にしか出来ないことなのかもしれない

だって彼が優しくても腹黒でも
私は変わらず彼が好きだから
それにきっと、あれだけ腹黒になれるのは私だからだろう
てか、他の人にまであの腹黒さ見せるのはないだろwwwww
俺に対するように他の人扱ってみろよ、さすがにくすぐりまくるわwww

 
だから、俺がいなきゃ。

 
大体、たとえ俺が離れようとしても正直彼が離してくれないだろwww
いや、自惚れとかなしで本心からなんだが、彼って自分で言うくらい本当執着心強いし、今まで何回俺が友達やめる言って止められたんだか…
やっぱりこれも自分でも言ってるけど、寂しがり屋さんだしね…
彼はいつからあの孤独に襲われたのだろうな…
多分、話し聞いてる限り、小学生の頃なんだと思うけどさ…
でも恐れてるようになったきっかけに、彼は気付いていないのかな……

ともあれ、俺は逃げない。逃げちゃいけないし逃げたくもないから。
死なないし殺されもしないわ。
ただ、そういう展開になっても逃げない。その代わり手を汚させるけど。

私がいることで、恐れが少しでも薄れたら。
そういう存在になれるなら、彼が手に入らなくてもいいや。
彼は少しくれるって言ってくれたけどw

彼のと私のは違うけど、本質的にはとても似ているよね。
理由やものは違っても、求めているのは一緒だから。
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