真実の朝

朝だよ。
いい加減に寝なきゃね。

どうしてこんなに鬱モード入ってるのだろうね。
理由があるとするなら、今始まったことじゃないのに。

愛されてない
それは仕方ないじゃない
だって、愛されるようなことを何一つしてないじゃない。

私は１秒ごとに恋をする
そしてその１秒後に失恋する
決して叶うことはない恋
もうそれを、４年も続けてるなんて。

やめようと思った
これが最後、っていつも決めてた。

だけどその度に、
君に言葉が届く限り続けたい　なんて

でもそんなに、手紙が読まれなかったことがショックだったのかな。
３年前のことなんか、覚えてるはずもないこと
分かっていたでしょう？
でもそれでも、期待してしまっていた自分がいて。

一人ではいられないくせに
ずっと一人でいる君を想うのも、ズルいって分かってる。

「私、ちゃんと愛せてるかな？」という問いに
「愛せてるよ。自分で分かってないだけだよ」
なんて、あいつに言わせてる自分は尚更ズルいのに。

愛せてないくせに
本当は、最初から君しか愛せないって分かってるくせに

手紙はね、会って欲しいって書いたの。
だから、読まなくていいよ。

ただね、いつか君もその仕事柄でたくさんの女の人から注目を集めるだろうけど、
経歴でも容姿でもなくて、君の中身を好きだった人間もいたことは知ってて欲しいし、
どうかそういう女の人たちとは別に考えて欲しい。
たとえその人たちの中から結婚するとしても。
……誰だか分からない相手に何焼いてるんだろうね、今さら。

でも中身が好きだったとしても、私の前であなたは全部を見せてはくれなかったしね。
パソコンやってることも知らなかったし、オタクだってことも知らなかった。
本当はすごくエロいってことも。

楽しかったよ、あの４ヶ月。
それが君だと知る日まで。
毎日家帰ってパソコンつけるのを楽しみにしてた。
会話するのも面白かったし、今こうやってブログ書いてるのも返ってくるコメントが楽しみだったからだし。

……なんていうか、言葉じゃ足らないね。
自分がどんなに君を思ってるか、これじゃまだまだ伝わらないと思う。
でも、伝わらない方がいいのだろうね。

結婚、なんて遠い話だけど
もう私も出来る歳だし、君も来年には出来ること。
ずっと避けてたその話をあいつにしたら、驚いてたけどすごい嬉しがってた。
私なんかでそう思ってくれる人が今そばにいてくれるってことに驚いたよ。

それで、手紙が開けられなかったことでね、
どんなに私が今、君を想っていても
君にとってはもう覚えてない昔の話なんだな、って思ってさ。

だったらやっぱり、自分を想ってくれる人を大切にするべきかな、って。

ただね、いきなりそう思うのはやっぱ無理だから、
手紙に書いた日を最後にしようと思う。
君のこと思いながら待つけれど
その日が、さよならの日。

その日からこの日記もちゃんと鍵をかけるよ。
もう君が、見ないように。

君に似た人をずっと探して、
少しでも違うと、もう愛せなくて
本当に愛せるのは君だけだって分かっているけれど
やっぱり私は、一人ではいられないから。

ごめんね。