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眠っている父とは一日ずっと、喋っていない。
いや、最後に話したのはいつだっただろうか。
母は夕飯も用意せずに飲みに行って、未だ帰って来ていない。
どうせ帰って来るのは夜中だろう。
それが、いつもと何ら変わらない、日曜日の夜
あまりにも当たり前過ぎて、
とっくに壊れていたことさえ気付かなかったんだ。
満たされていないことに気付かせてくれたって、
満たしてはくれなかったその人を
今でも私は憎むことがない。
それどころか、未だに欲しがってしまっている。
言葉を交わすどころか、挨拶さえもしていなかったのに
「あいつに会ったよ」って言ってくれたその人の優しさが
もっともっと欲しくて欲しくて、仕方ないんだ。
満たされてなんかいないのに『満たされてるんだ』と思い込んで強がっていた昔と、
満たされていないことに気付いて『満たされたい』と願い望む今の
どちらが恵まれているのかは分からないけれど。
それでも、どんなに強がっても望んでも
満たされることなんて決して有り得ないから。
それでもどうして、父親になるべき人に限って
お父さんになることが出来ずに、
父親になる資格なんてない人間が
お父さんと呼ばれてしまっているのだろう
幼い頃から父親の名字が嫌いで、
両親が早く離婚して新しい父親が現れたらいいとさえ思っていた。
『新しいパパなら、私を愛してくれる』と、
ずっと前からそう思っていたんだ。
新しい父親から愛されることなんて一般的には可能性が低いことなのに、
本当の父親に愛されることよりも可能性があるとさえ思っていたんだ。
物心ついた時からそう思っていたなんて、信じられないかもしれないけれど。
だから、新しい名字をくれたその人は
私にとっては、お父さんのような人だった。
だからこんなに、求めるのだと思う。
今でも私はそんな存在を求め続けているけど、
それでもいつかは、現実を見なければいけない。
このままだと35歳にもなって、
母と同じ歳の人と付き合っている姉のようになってしまう。
家族で出かけることもない、日曜日
いつもと何も変わらない、日曜日
どんなに泣いていても、誰も気付くことはない
それが、日曜日の夜
いや、最後に話したのはいつだっただろうか。
母は夕飯も用意せずに飲みに行って、未だ帰って来ていない。
どうせ帰って来るのは夜中だろう。
それが、いつもと何ら変わらない、日曜日の夜
あまりにも当たり前過ぎて、
とっくに壊れていたことさえ気付かなかったんだ。
満たされていないことに気付かせてくれたって、
満たしてはくれなかったその人を
今でも私は憎むことがない。
それどころか、未だに欲しがってしまっている。
言葉を交わすどころか、挨拶さえもしていなかったのに
「あいつに会ったよ」って言ってくれたその人の優しさが
もっともっと欲しくて欲しくて、仕方ないんだ。
満たされてなんかいないのに『満たされてるんだ』と思い込んで強がっていた昔と、
満たされていないことに気付いて『満たされたい』と願い望む今の
どちらが恵まれているのかは分からないけれど。
それでも、どんなに強がっても望んでも
満たされることなんて決して有り得ないから。
それでもどうして、父親になるべき人に限って
お父さんになることが出来ずに、
父親になる資格なんてない人間が
お父さんと呼ばれてしまっているのだろう
幼い頃から父親の名字が嫌いで、
両親が早く離婚して新しい父親が現れたらいいとさえ思っていた。
『新しいパパなら、私を愛してくれる』と、
ずっと前からそう思っていたんだ。
新しい父親から愛されることなんて一般的には可能性が低いことなのに、
本当の父親に愛されることよりも可能性があるとさえ思っていたんだ。
物心ついた時からそう思っていたなんて、信じられないかもしれないけれど。
だから、新しい名字をくれたその人は
私にとっては、お父さんのような人だった。
だからこんなに、求めるのだと思う。
今でも私はそんな存在を求め続けているけど、
それでもいつかは、現実を見なければいけない。
このままだと35歳にもなって、
母と同じ歳の人と付き合っている姉のようになってしまう。
家族で出かけることもない、日曜日
いつもと何も変わらない、日曜日
どんなに泣いていても、誰も気付くことはない
それが、日曜日の夜
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