Under the same sky.

ふと、何故だか急に寂しくなって
空を見上げた

曇よりとした雲がどこまでも広がっている

この空の下に、君もいるのだろう

そんなことを考えるとふと、君にメールを送りたくなった
こんな些細なことだけど、君に話したくなったんだ

そんなこと言ったって、
もう何年もの間、君からの返事はいつだって
エラーメールだけど


欲しかったものはなんだったのだろう
それを手に入れるために、
失ったものはなんだったのだろう

失ってまで、僕が欲しかったものはなんだったのだろう

違うんだ
僕はただ、君と過ごす時間が
もう少しだけ長く、欲しかっただけなんだ

でもまさか、
それをねだることで君を失うなんて
考えてさえもいなかったんだ

無い物ねだりをすることで
あるはずのものまで失うなんて
思ってもいなかったんだ

今更、僕は何を言っているのだろう
失ったことを思い返したって、君が手に入るわけがない

だから、
君はこの空の下のどこかにいる
それだけで今は、もう良いんだ
君が無事でさえいてくれれば、それだけで

そして僕も今、あの背中にどうしても追いつきたいから
君がいないこの道を歩くよ

だって、大丈夫
Under the same sky.
どんなに時間が過ぎ去っても
二人が別々の道を選んだとしても
同じ空の下、僕らは繋がっているのだから


そんな歌を歌いながら
僕は今日も、歩いている