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「出来なくても良いんだよ」とは決して言われなかった。
「出来るようになりなさい!」そう叱って貰う方がまだ幸せだった。

ただ、笑うだけだった。
「そんなことも出来ないの?」と。
嘲笑われるだけだった。
「ママの子なのにね」
小さい頃からそう言われ続けた。
出来ないとは言えなかった。
出来なかったら、ママの子じゃない。
でも、ママより出来ないことはたくさんあったんだ。
例えば算数とか。

母親はその度にママの子供なのに、と呟いた。

今思えば、母親は勘違いしてたんだと思う。
私はママの子だけど、パパの子でもある。
ママは子供という存在を自分の分身だと勘違いしていた。

その証拠に、ママも姉も苦手な機械類を私は使える。
その辺は父譲りだった。
私はママの分身じゃない。

でもそれが分かると今度は、ママにもパパにもないことがあっても認めてくれなかった。
例えば視力が悪いこととか。
中2の時に視力検査に引っ掛かったのに、眼鏡を作らせてくれなかった。
父も母も「自分たちの家系に目が悪い人間はいない」からと。
だったら視力を上げる施設とかに連れてくなら分かるけど、「自然に治る」とか言って、ほっとかれた。

そのせいで目を細めて物を見るようになって、1年で両目BがC,Dになった。

私が7時に起こされても20分ぐらい後じゃないと起きれないこともママもパパも認めなかった。
私が朝、寝起きが悪いことは1晩過ごしただけで分かるのに、「ママもパパも寝起きは悪くない」と言って、配慮もしなかった。
俺は朝、気持ち悪くて起きれないのに。
ママやパパが起きれても私は起きれないのに。

続きはミクシィに書く。
これはあくまで序章であり、ここに書いたら傷つく人もいるから。
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