心境

嫌な予感はずっとしてた
だけどその事実を知ったのは今日だった

人がいれば明るくも出来た
しんみりする場が苦手だった

プレゼントだって普通に選べた
だけどその間、
それが誕生日でもクリスマスでもないプレゼント
だなんて、考えてなかった。

けどフッと、声が聞こえなくなった

今死んでも後悔は全く無い
後悔するはずがない

これは夢だ、って誰かが言ったら
これは夢だと、私は信じるだろう

むしろ誰かがこのまま時を止めてくれれば良かった
それが出来ないのなら死ねば良かった

でも死んでも何をしても
その未来が変わらないこと。
そんなの私にだって分かる

ただ、幸せになりたかった
みんなが持っているものを 私も欲しかった

手に入らないなら、消えたかった
誰かが自分を消してくれれば良かった

でも、ずっと会えないよりはいつか会える方が、
ずっとずっと良いと思った

目や鼻が赤いだとか、ティッシュが足りないとかは
花粉症にでもなったのだろう

そういえば僕は中学の時に
先生として好きだった先生がいなくなると知って
確か一週間のあいだ、泣き続けたんだっけ

人として好きな先生を失うのだから
僕はあと何回、泣けば良いんだろう

異動なんてひどすぎる。
まだ私、卒業してないよ、先生
月に１回は来るって、たった１２回だよ？
それに私が卒業しちゃったら？
学校に行っても、先生はどこにもいないんでしょ？

先生、私は
わたしは、先生を……

誰も困らせたくない
だから言わない
何にも言わない

本当は先生も残りたかったのは分かってる
先生が教育委員会に良く思われてなかったのも分かってる

だけど新しく行く学校に期待してる先生を見たら、何も見えなくなった。

生きてる意味が分からなくなった
夢も何も、目の前からなくなった

ねぇ先生
背中を追っていきたいと思ったけど
その背中もなくなったら
私は一体何を、追えば良いんですか？

死ぬのは怖い
だけど、もう目覚めたくも無い
ずっと眠り続けたい

久しぶりにここまで追い込まれた
だけどどうやって這い戻るがは分かってる

今までと同じように、諦めるしかないのだ

誰も私なんかを 幸せには出来ない


自分でもここまで依存しているとは思わなかった


先生、だから
４月の春休みに部活は出来ないんですね
桜が咲く頃には
先生はもう、この学校の先生じゃないのですから

先生、私は
先生が好きです。

そんなこと言ったら
怒るかな、
それとも困るかな

だから、ごめんなさい
先生、ごめんなさい