ひとりごと

…全く、あんたはお人好しだよ。

なんでこんな俺に優しくするんだよ、そんなこと言うんだよ。訳分かんないよ。
どうせ、同情でしょ？何とも思ってないんでしょ？かわいそうだからそう言っただけでしょ。

今だって、あんなこと言ったのはあなたなのに何とも思わずぐーぐー寝てるんだろうね。
私なんか、ドキドキして寝れる訳ないのに。

…私はどんな立場であれ、近くにいれるだけでいいんだ。憧れだった君と今こうして笑い合えるだけでいいんだ。
今の状況に、満足してるのに。

だから、無理してそんなこと言わないでよ。本当は全然そんな風に思ってないくせに、無理に顔作ってそう言うなんて、無知にも程があるよ。辛すぎるよ。

あんたは本当に、お人好しだね。

いっそ、そんなに迷惑なら無視してくれればいいのに。嫌いだって言ってくれればいいのに。

その笑顔で「友達」だなんて、ズルいよ。

あなたは本当に、優しいんだから。お人好しなんだから。

私は今の環境に満足してるんだ。あなたのこれ以上になっても私は、幸せにはなれない。間違いなく。

私はああ言って良かったんだ。バイバイと手を出せない私は、それが一番自然でズルい方法なんだ。

夏の思い出、ケツメのこの曲は確かに好きだよ。だけど、本当はあなたにはサスケのキセキを使いたいんだ。
だけど、正直これはこの夏限りのことだと思ってる。
普段の生活に戻ったら、また遠くから見ている日々が続くんだと思う。
だから、未だに曲を変えれない自分がいる。一夏の思い出として、終わらせようとする自分がいる。

まだ、わからない。だけど未来が怖い。こんなこと、初めてかもしれない。

いつか、変えれる時が来るのかな。たとえ友達でも、これから先もうちらは続くのかな。
分からないよ。怖いよ。
いつかの時みたいに、夜が怖いよ。