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ここにも書いていなかったこと。
私は、私と
ある賭けをしていた
もし彼が第一志望の大学に受かったら、彼は私の一番欲しいモノを与えてくれる。
でも、彼が家を離れることで、
彼の両親もそれぞれ別に暮らすことになる、と彼は言った。
そうなると、家族がバラバラになってしまう。
それに、私の存在によって、
彼と彼女の未来を奪ってしまうかもしれない。
でも、私はそれでも、自分の幸せを願ってしまった。
だから、もし彼が受からなかったら
私だけが幸せになる未来ではなかったら
その時は────
そんな、賭けをした。
そして結果、私の願いは叶わなかった。
それでも、他人の、彼の、不幸を顧みず
自分の幸せだけを願ってしまったことは事実だから
だから、その時は──
彼の人生から去ろうと、決めた。
だって自分だけの幸せを願った私が
彼の友人なんて言える資格なんてないと思ったから
ただ、そんな私の勝手な思いで彼を一人には出来なかったから、
彼と彼女が付き合い始めたら、私は静かにいなくなろうと思った。
でも、意志の弱い私にはそれが出来なさそうだったから、
私は彼に賭けの内容は言わずに、彼に頼んだ。
『お願いだから、もし二人が付き合い始めたら、何も言わずにメッセで私を禁止にして欲しい』と。
そしてそう言って、私は今までずっと教えるのを渋っていた、彼女のメールアドレスを彼に渡した。
『ふむ 頼まれようか』
彼はそれ以上、事情を聞かずに言ってくれた。
でもそのすぐ翌日、彼が夜中になってもメッセにログインしなかった。
メールの返事もないなんて今までなくて、もしかして、もう…?
そう考えた途端、焦り始めた。
あまりにも早くて、
何だかんだ言ってまだ心の準備が出来ていなかった私が呆然としていると、彼から『朝から今までずっと遊び歩いてたわ…だからまだあいつメール送ってないよ』という内容のメールが届いた。
私は驚きと安堵感に戸惑って、なんだかそのまま泣きたい心地になった。
離れる、と決めたはずなのに。
でも、彼と離れることで
たとえ彼に彼女がいたとしても、今までの彼を分かってあげれる人がいないことは不安だった。
でも彼と私の共通の友人が彼のことをよく理解していることに気付いた。
その人に本来は私しか知り得ない彼の話を伝えていたのは、
私がいなくなった後でも、彼を理解することが出来る人がいて欲しかったからだったのもあるんだけど、
私がそんなことを言わなくたって彼を分かってくれる友人の姿を見て、
あぁこれなら、彼が求めさえすればこの友人だけじゃなく、たくさんの人から助けられるんだ、という確実な安心感が生まれた。
これで、彼女と彼が仲良くなれば私はもう、いつ死んだって構わない
そうとさえ言える。
これで私は、彼がいつ私を禁止にしたって良いと思える。
もちろん私にとって一番良いのは、その日が来ないことだ
でも、こういう結果になったのはそういう意味なんだと思う。
他人の幸せが待つ未来を壊してまで、私だけが彼によって幸せになってはいけない、てね
私は彼のような善人じゃない
だから自分だけの幸せを願ってしまった報いは、当然。
誰にも、私にも、他人様の未来を奪ってはいけない訳で。
でも、それでも私は
その時が来ないことも、祈ってる。
賭けに負けてしまった以上は、仕方ない
だけどどうか、まだ
私は、私と
ある賭けをしていた
もし彼が第一志望の大学に受かったら、彼は私の一番欲しいモノを与えてくれる。
でも、彼が家を離れることで、
彼の両親もそれぞれ別に暮らすことになる、と彼は言った。
そうなると、家族がバラバラになってしまう。
それに、私の存在によって、
彼と彼女の未来を奪ってしまうかもしれない。
でも、私はそれでも、自分の幸せを願ってしまった。
だから、もし彼が受からなかったら
私だけが幸せになる未来ではなかったら
その時は────
そんな、賭けをした。
そして結果、私の願いは叶わなかった。
それでも、他人の、彼の、不幸を顧みず
自分の幸せだけを願ってしまったことは事実だから
だから、その時は──
彼の人生から去ろうと、決めた。
だって自分だけの幸せを願った私が
彼の友人なんて言える資格なんてないと思ったから
ただ、そんな私の勝手な思いで彼を一人には出来なかったから、
彼と彼女が付き合い始めたら、私は静かにいなくなろうと思った。
でも、意志の弱い私にはそれが出来なさそうだったから、
私は彼に賭けの内容は言わずに、彼に頼んだ。
『お願いだから、もし二人が付き合い始めたら、何も言わずにメッセで私を禁止にして欲しい』と。
そしてそう言って、私は今までずっと教えるのを渋っていた、彼女のメールアドレスを彼に渡した。
『ふむ 頼まれようか』
彼はそれ以上、事情を聞かずに言ってくれた。
でもそのすぐ翌日、彼が夜中になってもメッセにログインしなかった。
メールの返事もないなんて今までなくて、もしかして、もう…?
そう考えた途端、焦り始めた。
あまりにも早くて、
何だかんだ言ってまだ心の準備が出来ていなかった私が呆然としていると、彼から『朝から今までずっと遊び歩いてたわ…だからまだあいつメール送ってないよ』という内容のメールが届いた。
私は驚きと安堵感に戸惑って、なんだかそのまま泣きたい心地になった。
離れる、と決めたはずなのに。
でも、彼と離れることで
たとえ彼に彼女がいたとしても、今までの彼を分かってあげれる人がいないことは不安だった。
でも彼と私の共通の友人が彼のことをよく理解していることに気付いた。
その人に本来は私しか知り得ない彼の話を伝えていたのは、
私がいなくなった後でも、彼を理解することが出来る人がいて欲しかったからだったのもあるんだけど、
私がそんなことを言わなくたって彼を分かってくれる友人の姿を見て、
あぁこれなら、彼が求めさえすればこの友人だけじゃなく、たくさんの人から助けられるんだ、という確実な安心感が生まれた。
これで、彼女と彼が仲良くなれば私はもう、いつ死んだって構わない
そうとさえ言える。
これで私は、彼がいつ私を禁止にしたって良いと思える。
もちろん私にとって一番良いのは、その日が来ないことだ
でも、こういう結果になったのはそういう意味なんだと思う。
他人の幸せが待つ未来を壊してまで、私だけが彼によって幸せになってはいけない、てね
私は彼のような善人じゃない
だから自分だけの幸せを願ってしまった報いは、当然。
誰にも、私にも、他人様の未来を奪ってはいけない訳で。
でも、それでも私は
その時が来ないことも、祈ってる。
賭けに負けてしまった以上は、仕方ない
だけどどうか、まだ
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