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私の理想は彼で、
彼の理想も私なのに
一番必要な感情が、二人の間にはない。

決して高望みではない、
そう私に分からせるために言ってくれたのは分かるけど
それでも、手に入らないなら同じだ。
どんなに理想でも、
私は選ばれないのだから
身の程知らずの想いだってことに、変わりはないんだ。

だから私は、
“彼に選ばれるような私になりたい”
なんて思って、
しっかり者で誰からも頼られる彼を支えられるような人になりたいと思った。
きっと、彼女も彼に甘えてしまって
支えることは出来ないから、
私が選ばれるにはそうなるしかないと思ったから。

でも私がふと、
「頼るのと頼られるのなら頼られる方が好き?」と聞いたら、
「頼られる方が好きだな」と返って来た。

「じゃあ私は頼られるような人にならなくてもいい?」
そう聞くと、彼は言った。
「まぁ俺に限って言えば、その必要はないな」

その言葉で、
彼に甘えても彼の負担にはならないんだ
と安心出来たのもあるけど
同時に、彼が彼女 を好きなのは、
どこが好きだとかじゃない、“恋愛のいたずら”的な要素が強くて、
彼の中の彼女には誰にも勝てないことを知った。
そして彼にとっての今の私の存在は、友人以上にはなれないことにやっと気付いた。

やっぱり、どんなに理想だって、
叶わない恋なんじゃないか
そう、改めて思い知らされた。
 

 
ここ読んでいる人はどうして急に彼を、って思うかもしれない。
だけど約8年も昔から、私は元々彼に惹かれていたのだ。
ただ、彼に恋愛感情というものがなかったから
単なる友達としてずっとそばにいただけで。
中身だけで言えば、彼は昔から私の理想の人だ。
理想過ぎて、他の人に取られそうで怖いくらい。
だって正直、今までの人は
完璧な人はいないって妥協していた部分もあったから、
他の人から「その人のどこがいいの?」って言われることもしばしばあったけど、
彼には容姿や性格に関して、そういう妥協するところがないのだ。
むしろ、今まで誰かが彼を好きにならなかったことの方が不思議で仕方ない。

そんな彼の今まで唯一の欠点が、恋愛感情がなくて、どうしても異性だとは思えなかったことぐらいで。
その欠点さえなくなった彼に、私が惹かれないはずがない。
今更突然、じゃない。

大体、彼を見ただけで『萌えー』って昔から言ってた(笑)けど、
今考えると三次元で私の心がキュン(≧Σ≦)と来て、キャー(*ノェノ)になるのは
今も昔も、某──くんと彼だけなのだ(お前真面目な顔して何言ってんだか)
二人にしか感じない感情を、“恋愛感情”と名付ける以外にどうすればいいのだろう。

 
でもそれ以前に、
彼からただの友人以上に思われてるかさえ正直、不安だったりする。

月曜、
英語の対策プリントをスキャンして送ってくれると彼から言ってくれた後しばらくして、
「○○はみんなに優しいから、うちって本当に友人だと思われてるか不安になるよ」と正直に私は話した。
「確かに大体は平等に俺は人と接してるしな」
「だからうちも普通の相手なんじゃないかと」
すると、彼は言ってくれた。
「俺が平等に接してるように見えるのは平等に返してるからであって、
今日みたいに自分からプリント渡したりすることは珍しいことだ」

つまり彼の言葉は、
「ノート貸して」と言われたら相手を選ぶことなく貸すけど、
学校休んでた相手に「ノート貸そうか?」と言うのは珍しい、
という意味だろう。

……そうか、英語がやばい俺を気遣ってわざわざ彼からプリント渡そうか言われて、
しかもこの前はわざわざ何枚もコピーまでしてきてくれた私ってもしかして、
たとえ友達でも、
彼から必要とされてる重要な存在なのかもしれない。

むしろ彼がどれだけ他人に関心がないかを知ってる分、気遣ってもらえてる自分って下手すれば彼の一番の友人なのかもしれない。
ただ自惚れてるだけかもしれないけど、以前に友達の誕生日が覚えられない話を彼としたことがある。
「未だに迦楼羅の誕生日も言えない自分に反省するよ」と私が言ったら、
「俺なんて誕生日なんか4人しか覚えてないぞ」と言われたことがある。
「うちもそんぐらいだよ!」と返したら、
「両親含めてだぞ?」と言われてさすがにえっ、と言ってしまった。
しかもその4人は、彼の両親と彼女と私で。

……えっ、高校の人誰も覚えてないんですか、っていうか中学までの男子どもはどこいったってツッコミたくなった(てかせめてまっちゃは覚えてるかと思ってた!あの誕生日は一度聞くと忘れないかt)
けど、その4人に自分が入ってるのはやっぱ嬉しくて。
しかも母様父様と彼女だよ?!
……ちょっと自惚れてもいいかなーと(笑)

 
そこまで思われてるのに、
満足出来ない自分がいるんだけどね。
今は甘んじて友人のままだけど
理想の人だもん、ただでは絶対誰にもあげたくないな。うん。
だからって金くれって訳じゃないけど(笑)
大体、黒髪ツンデレですよ?!
あと5年もしたら背広も似合うようになって、11年経てば30歳ですよ?!(もう想像しただけでやばいねwww萌えるー)
……そんな人を簡単には他の人には譲りたくないっていう。

 
もち、どんなに彼には何でも言えちゃう自分でも、
最低2ヶ月は黙っておきますがね。
彼はまだ、うちが本気になったと思ってないし。

だから2ヶ月の間に、あの人のことはちゃんとしたい。
約5年間、私はずっとあの人を追い続けた。
だけどそんな中学2年生の私と、そろそろさよならが出来そうなんだ。
いつまでも失った日々を求め続けて、
今日でも明日でもない、“あの頃”ばかりを見続けた私が
急速に今、小さくなっていってるのが分かる。

もし、あの人とこれからを歩けるなら
それはそれでとても嬉しいけれど、
今のあの人を一切知らない私は
あの人と未来を歩くことは出来ないかもしれない。

それでも、あの人が私を求めてくれるなら
私は待とうと思う。
その日が、終わり物語の終わりの日なのか
始まりの物語が始まる日なのか、
決めるのは私じゃないしね。

まぁ少なくともあと1〜2年以上は絶対に彼は私に振り向かない(彼はそんな軽い気持ちで彼女を好きじゃないって分かるしね)から、当分は友達だし問題ないしね。

まぁ決めるのは私じゃないから、
今 私に出来ることは眠ることだけだ。
おやすみなさい。
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