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『もう18歳なんて結婚出来る歳だね!おめでと!』
そうメールを送ると、
『真朝の誕生日にも一言送ろうかと思ったんだけど、それだけでわざわざメールするのも何かと思って言わずじまいで。
今更ながらおめでと。』って返って来た。

そんなの、いつもは私の誕生日になると、
わざわざ私からメッセで話しかけておめでと、って言わせてたのが、
今年は忙しいからって誕生日にパソコン付けないで、そのままメッセにもログインしなかった私が悪い。
だから、私が彼におめでとって言ったのだから、
わざわざ私に大しておめでと、って返さなくても良いのに。

だけどそんな優しさが、彼のいいところで。

いつも、つい彼にちょっかいを出していた。
構って欲しくて奪ってしまった、彼のペンのフタ。
困る彼が見たかったのに、
彼はセロハンテープでフタを作っちゃって、私から取り返そうとしてこなかった。
本当はもっと、困って欲しかったのに。
だから、あのフタをまだ返せてない。
 

きっと、気付かないうちにいつの間にか
幼い私は彼を好きになったのだろうね。

でも、彼が私をどうとも思ってないのことも
これから先も、私を何とも思わないことも
どちらも明白だったから、
ずっと友達のままで、
幼い頃に抱いた思いに気付こうともしなかった。

自覚したのは最近、だなんて
私と彼を知ってる人は呆れるだろうな。
でも、あの頃の私は
気付かない間に、彼を好きになっていたのだと思う。
 

今でも彼の優しさが好きだよ
だけど彼は決して、私なんかにはなびかない。

だから祈るよ
誰も特別に思えない彼が、
いつか彼の心を動かす誰かと、彼が出会えることを。

私にそれは出来ないから、
せめて友達として、幸せを願っているよ。

けれど、きっと彼が一度でも恋をしてたら、
私も彼を、男の人だって思えたのだろうな。
だけど今でも、彼と私は
“男の子”と“女の子”のままで。
 

いつか彼に、あのフタを返そう。
彼はもうとっくに忘れているだろうけれど
あの頃からずっと、彼に惹かれていた私なのだから。

 
でもね、今更だけど
小6の時にあげたあれ、
今までの中でも一番、気合いを入れたプレゼントだったんだよ。
きっと彼はもう興味ないだろうから誰かにあげちゃったか、捨てちゃったかもね。
それでも彼が一番好きな物を考えたんだ。
あの、ポストカードセット

 
私がどんなに思っても、報われないって分かってるけど、
だけど幸せを願ってるって、いつか伝わってくれれば最高に幸せだな。

優しくて、一番ズルい彼に。
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