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忘れもしない日。
あの日から、1年が経った。
1年前と比べて、私はあまり変わってない。
ほんの少しだけ、夢を夢だと受け止めることが出来ただけ。
でももしも今、目の前に君が現れたら、
その手を握って『ずっとそばにいる』って誓おうと思うけれど、
それは本人の前じゃないからこそ、思えることで。
1年前の私は、何も出来ずにただ、そこに立っていただけだった。
何も出来ない子どものままだった。
でもあの日から、君はまた見るようになった。
もしもあの件がなかったら、そんなことはもうなかったかもしれないのに。
でももうずっと、君は来ていない。
いつも探すのに、君の形跡は何もない。
君はもう、私を忘れちゃったのかな。
もうどうでもいいのかな。
しあわせに、なれたのかな。
もしそうだったら、嬉しい。
おめでとう
君はやっと、自由になれる。
いつまで経っても
私のような存在を作らない君が
歩き出して行くことを、祝わない訳がない。
でも、ずっと私だけだったのは嬉しかったよ。
だから今でも、隣にいる誰かのことを考えると
全てを託したい気持ちと、嫉妬心でいっぱいになる。
こんな自分がそんなことを思う権利はないけれど
むしろ君が私だったら、私は私を呪っていたよ。
だってあんなことをした私に、誰かを愛する資格なんてないでしょ
同じ思いをして死んで欲しいよ。
だから、君を愛する資格はもうないから、
君の幸せを祈っていたい。
1年前の今日のようなことがもうないことを。
でも、ほんの少しだけ時間を貸してくれるなら──
夜の公園
ごみ捨て場
君の膝の上
深い深いあの……
少し色あせてはいるけれど、
どうしてこんなに鮮明に覚えてるのか不思議なくらい、
私は何一つ、忘れてない。
忘れてしまったのは、君の匂いだけ。
目には目を
歯には歯を
君には愛を
私には罰を
あの日から、1年が経った。
1年前と比べて、私はあまり変わってない。
ほんの少しだけ、夢を夢だと受け止めることが出来ただけ。
でももしも今、目の前に君が現れたら、
その手を握って『ずっとそばにいる』って誓おうと思うけれど、
それは本人の前じゃないからこそ、思えることで。
1年前の私は、何も出来ずにただ、そこに立っていただけだった。
何も出来ない子どものままだった。
でもあの日から、君はまた見るようになった。
もしもあの件がなかったら、そんなことはもうなかったかもしれないのに。
でももうずっと、君は来ていない。
いつも探すのに、君の形跡は何もない。
君はもう、私を忘れちゃったのかな。
もうどうでもいいのかな。
しあわせに、なれたのかな。
もしそうだったら、嬉しい。
おめでとう
君はやっと、自由になれる。
いつまで経っても
私のような存在を作らない君が
歩き出して行くことを、祝わない訳がない。
でも、ずっと私だけだったのは嬉しかったよ。
だから今でも、隣にいる誰かのことを考えると
全てを託したい気持ちと、嫉妬心でいっぱいになる。
こんな自分がそんなことを思う権利はないけれど
むしろ君が私だったら、私は私を呪っていたよ。
だってあんなことをした私に、誰かを愛する資格なんてないでしょ
同じ思いをして死んで欲しいよ。
だから、君を愛する資格はもうないから、
君の幸せを祈っていたい。
1年前の今日のようなことがもうないことを。
でも、ほんの少しだけ時間を貸してくれるなら──
夜の公園
ごみ捨て場
君の膝の上
深い深いあの……
少し色あせてはいるけれど、
どうしてこんなに鮮明に覚えてるのか不思議なくらい、
私は何一つ、忘れてない。
忘れてしまったのは、君の匂いだけ。
目には目を
歯には歯を
君には愛を
私には罰を
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