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彼女の言葉は、予想しない内容だった。
「ほっぺにちゅーはいくらでもできるけど、口には出来ないんだよね。
だからたとえ好きでも弟のようにしか思えないな」
そう聞いた途端、私は後悔した。
そうとも知らなかった私は
「彼女は絶対、今でも好きだって」
なんて彼に言って、期待させてしまっていたから。
1日、彼に明けましておめでとうという内容のメールを送ったら、
『入試の方はあと18日か、やれるだけがんばってな。俺も後悔しない程度には勉強してみる、と思う』
なんて返事が来て、
31日に私が彼女に聞くって知ってるのに何も言わない彼に、
本当に申し訳なく感じた。
だから私は、彼女の言ったことを告げた。
『本当、俺、馬鹿だったわ。
何か一人で勝手に盛り上がってごめん。傷つけることしてごめん。
あんなこと言っといて、会わす顔なんかないわ。
本当にごめん。』
それでもどんなに謝ったって、彼を傷つけたことに変わりはなかった。
だけど彼は言った。
『いくらなんでも傷つきゃしないってw
むしろなんかお前が気に病みすぎてそうで不安だ…
頼むから逆にお前が勉強に支障きたしたりするなよ?
実際俺は何の損ももらっちゃいないんだから。』
あぁ、どうして彼は
自分が一番辛いはずなのに
そうやって他人を気遣えるのだろう。
悪いのは間違いなく私なのに。
『なんで○○が俺を心配するん!
勉強に手付かないとしてもそれは俺自身が招いたことで自分が悪いん!
むしろ何でも分かってるような面して見当違いなこと本人に言って期待させといて間違ってたなんて反省すべきことや!
そんな奴心配しなくていいのに!むしろ責められてもおかしくないんだから心配なんかしないでや!
こんな時まで人に優しいからって、簡単に許されちゃいけないことしたって自分でも分かってるつもりさ!』
だけど彼は言った。
『それでも俺は聞いてきてもらったくらいのつもりでいるから、自分の責任を俺に認めさせるのは大人しく諦めてくれ』
『聞いてきてもらったなんて、自分で聞かなきゃ真実は分からないよ!
彼女が嘘吐いてるかもしれないし、俺の立場的にわざと○○に嘘を伝えてる可能性もあるんだし!
それに彼女も、実際会ってみないと分からない言ってるし!
だから、俺が今言ってることだけが本当だと思わずにいつかは本人にちゃんと聞いてみて!』
そう言ったのは自分だけれど、分かっていた。
彼女がどう思っていたって、
彼には関係ないことなんだ。
彼女が彼に好意を持っているにしろ持っていないにしろ、
どっちにしたって彼は彼女を好きなんだ。
それは、変わることのない事実なんだ。
彼は決して諦めない。
彼女を想い続けられる彼が羨ましいし、
彼に想われている彼女も、私は羨ましい
そして言葉にしないだけで
間違いなく彼を傷つけた私が、愚かしい。
出る幕がないって分かってるよ
だけど、ずっとずっと前からそばにいたし
これからもそばにいたいの。
忘れているんじゃない
ようやく、思い出に出来そうなんだ。
だから、この足を止めるのも
歩かせるのも
全て、君次第なんだ。
好きだよ、だけど。
「ほっぺにちゅーはいくらでもできるけど、口には出来ないんだよね。
だからたとえ好きでも弟のようにしか思えないな」
そう聞いた途端、私は後悔した。
そうとも知らなかった私は
「彼女は絶対、今でも好きだって」
なんて彼に言って、期待させてしまっていたから。
1日、彼に明けましておめでとうという内容のメールを送ったら、
『入試の方はあと18日か、やれるだけがんばってな。俺も後悔しない程度には勉強してみる、と思う』
なんて返事が来て、
31日に私が彼女に聞くって知ってるのに何も言わない彼に、
本当に申し訳なく感じた。
だから私は、彼女の言ったことを告げた。
『本当、俺、馬鹿だったわ。
何か一人で勝手に盛り上がってごめん。傷つけることしてごめん。
あんなこと言っといて、会わす顔なんかないわ。
本当にごめん。』
それでもどんなに謝ったって、彼を傷つけたことに変わりはなかった。
だけど彼は言った。
『いくらなんでも傷つきゃしないってw
むしろなんかお前が気に病みすぎてそうで不安だ…
頼むから逆にお前が勉強に支障きたしたりするなよ?
実際俺は何の損ももらっちゃいないんだから。』
あぁ、どうして彼は
自分が一番辛いはずなのに
そうやって他人を気遣えるのだろう。
悪いのは間違いなく私なのに。
『なんで○○が俺を心配するん!
勉強に手付かないとしてもそれは俺自身が招いたことで自分が悪いん!
むしろ何でも分かってるような面して見当違いなこと本人に言って期待させといて間違ってたなんて反省すべきことや!
そんな奴心配しなくていいのに!むしろ責められてもおかしくないんだから心配なんかしないでや!
こんな時まで人に優しいからって、簡単に許されちゃいけないことしたって自分でも分かってるつもりさ!』
だけど彼は言った。
『それでも俺は聞いてきてもらったくらいのつもりでいるから、自分の責任を俺に認めさせるのは大人しく諦めてくれ』
『聞いてきてもらったなんて、自分で聞かなきゃ真実は分からないよ!
彼女が嘘吐いてるかもしれないし、俺の立場的にわざと○○に嘘を伝えてる可能性もあるんだし!
それに彼女も、実際会ってみないと分からない言ってるし!
だから、俺が今言ってることだけが本当だと思わずにいつかは本人にちゃんと聞いてみて!』
そう言ったのは自分だけれど、分かっていた。
彼女がどう思っていたって、
彼には関係ないことなんだ。
彼女が彼に好意を持っているにしろ持っていないにしろ、
どっちにしたって彼は彼女を好きなんだ。
それは、変わることのない事実なんだ。
彼は決して諦めない。
彼女を想い続けられる彼が羨ましいし、
彼に想われている彼女も、私は羨ましい
そして言葉にしないだけで
間違いなく彼を傷つけた私が、愚かしい。
出る幕がないって分かってるよ
だけど、ずっとずっと前からそばにいたし
これからもそばにいたいの。
忘れているんじゃない
ようやく、思い出に出来そうなんだ。
だから、この足を止めるのも
歩かせるのも
全て、君次第なんだ。
好きだよ、だけど。
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