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いつもは名字で呼ばれたのに、
たった一度だけ、
名前で呼ばれたことがある。

些細なことなのに
私は未だに、忘れられない。

名字も嬉しいけど、
本当はもっと、その名前で呼ばれたかった。
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その言葉のとおりだった

想像してしまった
叶うわけがないことを
思い描くだけならまだしも
願ってしまった。

今日はまだ一回しか泣いてない

大丈夫だ
大丈夫、願いは叶わなくたって
きっと伝わる

特別の響きが聞きたくて
失ったものはいくつあるのだろう

謝っても許されない
愛しても手に入らない
手を振っても愛されない

すべて、最初から決まってたこと
思い起こせば、優しすぎた

あの時間は、先生にとって
お別れの時間だったんだ

じゃなきゃ、私なんかに
あんなに優しい言葉を言うはずがなかった

だから春なんか大嫌いなんだ

温かいくせに
こうやって僕には、冷たくするんだ

いかないで って叫んでも
どうしようもないのに
どこにもいかないで なんてあまりにも

私、何にも出来てないよ
まだ何にも、返せてない

いかないで
どこにもいかないで

私 まだ、一人で歩けない
もっと時間が欲しいよ

早すぎるよ

お別れはいやだよ

いかないで
どこにもいかないで


せんせ
叫んでも 手を延ばしても
届かないのなら
やめてしまおうと思った。

だけど、
叫ばずに 手を延ばさずにいたら
届くわけないから
諦めたくないと思った。

ほんの少しでも
その希望があるのなら
諦めきれなかった。

遺書のつもりで書いていたはずなのに
いつのまにか
長い長い ラブレターになってしまったようだ
優しくされればされるほど、
手に入らない空しさで、悲しくなる

この歳になっても
そんな存在を欲しがるなんて、
いけないのかな

甘え方も知らない僕は
思ってもない言葉しか言えなくて
その度に困らせた

ただ、笑ってほしかっただけなのに
追いつける訳ないじゃない

だって最初から
私が勝手に、追っていただけなのだから

止まって待つ訳もないのに、
一体何を 期待していたの?

最初から気付けばよかった

だってどんなに頑張っても、
私は所詮、偽者のままなのだから

美しい本物になんか、
なれる訳がなかったのに
ふと突然、一人になった
暗いそこは、孤独だった

今、自分が消えたら
どのくらいの人が喜ぶのだろう

いやむしろ、誰も悲しまないんだろうな
そんなことを考えていた

自然と一人になっていく
闇に飲み込まれる

足音が聞こえた
止まる訳がない と思った
でもそれは、僕の隣で止まった

息切れしてるのを見て
ハッと、気付いた

それが当然、としか考えてない自分に呆れた
与えようともせずに、
求めてばかりでいた

一筋の光が見えた
いいや、闇を作ったのは自分なんだ
本当は最初から光はあったのに
目を閉じていただけ

目の前にある温かさを
信じれなかっただけ

信じようとも、しなかっただけ
疎外感、感じるなら
最初から見なければ良かったのに
私より先に生まれ、
そしてそのまま
先に、死ぬ

その名前に秘められた意味を
未だ私は 認められずにいる
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