お仕置き。

結局自棄になってオブラートに包みつつ言った。
自分自身から避けたくなるように

　
そしたら、避けてたのはただのお仕置き、だってさ。
ヘタレでチキンなくせに変態鬼畜め。

誰にも言わないか、試すってさ。それまでまだお仕置き中みたい。
良かったよ、ここがあって。ここは殆ど誰も見てないから。
感情の捌け口兼、遺書。

　

いつまでお仕置きかな。
けど、話さないってことを示さなきゃ。
あの人が色々なことを話せてるのは自分だけなんだ、ってもっと自信持たなきゃ。

　
相変わらず手のひらに転がされてるよ
でもどうしよ、それがすごく嬉しい。

それでも

伝えたかったことは何だ、と聞かれたら
言おうと思ってた。

　
あの文脈で聞かれないのは
聞きたくないからで

　
伝えても、どうしようもなくて
傷付くだけで
辛いだけで

　

でも、
さよならは言えなくて

求めてしまってる。

さよならの代わりに

おやすみなさい

懐かしい、追いかけた日々。
その道を走りながら
伝えたかった言葉を伝えて
でも本当に言いたかったことは言えないままで

どうせ嫌われてるなら、何を言っても変わらないのに
そんな理屈抜きでこわくて
言えなかった。

　
付き合ってください、なんて。

　

少しだけでも気にしてくれてるのは嬉しかった
嬉しかった、から
それだけでもういいから

　
宛もなく走り続ける夜
届かない想いだけでペダルを押して
気持ちとは裏腹に 前へ、前へ。

伝えられなかった想い

伝えたい言葉はあった
だけどそれも言わずにさよならした。

　

『真意が分からなくてごめんなさい。上辺だけの優しさはもう求めません。

だから、もう一度だけ付き合ってください』

　
そんな言葉はそっと、時間の向こうへ
想いだけがここに留まってる

誰のせいでもねえ すべて俺のせい

三日ぶりにメール来た。
軽率な行動を取った俺のせいだった。
好きだって、書いてしまったせい。

　
許してくれたけど、許せなかった。
困らせてしまった自分が。
迷惑をかけてしまった自分が。

　
もうメールしません、と伝えた。連絡手段は全部切った。
『ふざけんな。嫌がらせだけ止めろ。サークルの後輩でいいじゃねえか。』
先輩はそう言ったけれど、自分の行動が"嫌がらせ"になるなんて耐えれなかった。
迷惑をかけるぐらいなら先輩の前から消える方がマシだった。
もう、先輩から連絡は来ない。

　
会っても挨拶するのもやめよう。
あの人の人生からいなくなりたい。全部なかったことにしたい。存在を。

それでも
話さなくても、やり取りをしなくても
そっと私が求めるのは自由のはずだ。

　
忘れられないあの夜を
何度も思い描いて
決してもう叶わなくても
頭を撫でられた感触を思い出して

それを忘れた頃には、私の視界からもいなくなるはずだ。

　
今も求めてる。
いつだって、心の底から。
あの膝の上で、ゆっくり眠った日を
一番の幸せを

　
もう二度と叶わなくとも

　
そっと。

サーバーにメールがありません

メールはずっと返って来ない

飽きられたんだな
避けられてるんだな

　
けれど、私だけが忘れられないまま。

　

今日はメールしない。
明日も、明後日も。

そんなことをしたって、相手はちっとも傷付かないって分かってる。
だけど、もう伝えられる言葉もないから。

　
少しずつでも、忘れていかなきゃな。

赤い星

夢から覚めない間に書いた記念日を
六月になった今日、修正ペンで白く塗った。
けれど一緒に書いた星マークは消さないでおいた。

　
心の中で祝うのは私の自由だから
赤い星が手帳にまだ残ってる。

囚われの身

『安心なんて生物を堕落させるだけなのに。
何故そんなものを求める？』

　
そう問う、あの人は
少しも不安になんてなってない。

　
私だけが不安に囚われて
あの人のことばかり、考えてしまっている。

　
囚われてしまっている。

そういえば

昨日、膝の上にいた時
首を絞められてた

あの人はとても、冷たい目をしていた

　

疑問に思ったのが今で、
特に深く考えなかった。

　
あの人は、私に何をしたかったのだろう。

におい

その匂い、好きじゃない

なんて、言われてもしばらくは変えられなくて

　
そんな匂いがする近さになんか、行かなければよかった。
甘えてるね