忍者ブログ
[34]  [35]  [36]  [37]  [38]  [39]  [40]  [41]  [42]  [43]  [44
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ずっと部屋の片付けをして
テレビを夜通しつけ続けて

眠りの向こうで一人にならないように
ずっと起き続けていた。

一人が怖い
ひとりが怖い
独りが怖い

自分が独りだって知って、怖くなった
誰からも愛されない自分の存在に気付いて。

行かないで
どんなにそう願っても
みんな、それぞれ温かい居場所があって、
私はそこに入れない。

こんな孤独を、君も知っているのだろうね。
そんな君を孤独にした人間は、
他の誰でもない私だ。

だから今どんなに嘆いたって苦しんだって、
そうなって当然のことだ。

それでも眠れない夜に
温かさを乞うことは
許されないことなのでしょうか
PR
歩いて5分もすれば君の家
寒空の下、ふわふわと漂うユキムシを追っていると
後ろから君がやってきた。

いつものエレベーターホール前で
久しぶりに会う君と
話続けること二時間
君は寒さに震えながらも
ずっと私の話を聞いてくれていた

「冬といえばみかんだよね」
「冬といえば干しイモだよ」
私の言葉に君は笑いながら返す。
「みかんだよ」
「干しイモだよ」
珍しく向きになった君だけど、
「みかん!」ともう一度私が言ったら
「はいはい、みかんね」と言って笑ってくれた。
そんな君をずっと前から好きだと気付いたのはつい数週間前。
たてえそれが本当の恋じゃないとしても、
確かに君への気持ちは他の人とは違っていた。

「来年のホワイトデーはプリン作ってね」
「いいけど、取りに来いよ」
「もちろん!」
いつもと変わらない、そんな些細なやり取り。
だけど君は、思い出したようにこう言ったね。
「あ、でもその時にはもうここにいないかもな」

「遠いよ」
私がそう言うと、
「近いよ。1時間半もあれば着くさ」と、君は笑って言う。
「でも滅多に会えないよ」
私がそう呟くと、
「今だっていつも会ってる訳じゃないし、何も変わらないよ」と君は言う。

それでも私は、行かないで、って言いたくなる
 

この街に君がいることが当たり前だと思ってた。
そんな保証も何もないのに。

みんなそれぞれの人生があって、
みんなそれぞれの夢がある。
それを叶えるには、
この街だけではあまりにも狭すぎる。

どんなに仲が良くても、
みんなずっとここにいる訳じゃなくて、
みんなそれぞれ旅立って行く。
遠く離れ離れになる

そんな当たり前のことに気付かないでいた私がいて。

行かないで、って本当は言いたかった。
だけど、旅立ちに想いを馳せる君を見て、
そんなこと言えるはずがなかった。

きっと、君が思っている以上に私は君が好きなのだろう
だから、ずっと片想いで構わないと思ってた
でもそれは、会いたい時に会えたからこそ言えた言葉で。

それでも、帰り際
もっと君と長くいることも本当は出来たけど、
そうするべき相手は私じゃないから、一人で帰った。

 
きっとこれから先も、
君以外とも、たくさんの人とお別れをするのだろう。
でも私は、そんなお別れに今から怯えてる。

だから、素直に旅立ちを応援出来るように、
どうか私に、変わらない人を下さい。
どんなにたくさんのお別れをしても、
絶対に私のそばからいなくならない人を下さい。

もうこれ以上、一人なのは嫌なんです

たった一人で生まれて
たった一人で死んでいく
そんな当たり前のことを、
当たり前だと言うには
私はまだ、幼過ぎていて
そんな当たり前のことを、当たり前だと受け入れられない。

だからせめて、
その時が来るまで一緒にいてくれる誰かが、私は欲しい。

 
私もこの街を出て行くかもしれない
だけどあまりにも今の自分じゃ、弱過ぎて一人になれない
歩いて5分もすれば君の家
寒空の下、ふわふわと漂うユキムシを追っていると
後ろから君がやってきた。

いつものエレベーターホール前で
久しぶりに会う君と
話続けること二時間
君は寒さに震えながらも
ずっと私の話を聞いてくれていた

「冬といえばみかんだよね」
「冬といえば干しイモだよ」
私の言葉に君は笑いながら返す。
「みかんだよ」
「干しイモだよ」
珍しく向きになった君だけど、
「みかん!」ともう一度私が言ったら
「はいはい、みかんね」と言って笑ってくれた。
そんな君をずっと前から好きだと気付いたのはつい数週間前。
たてえそれが本当の恋じゃないとしても、
確かに君への気持ちは他の人とは違っていた。

「来年のホワイトデーはプリン作ってね」
「いいけど、取りに来いよ」
「もちろん!」
いつもと変わらない、そんな些細なやり取り。
だけど君は、思い出したようにこう言ったね。
「あ、でもその時にはもうここにいないかもな」

「遠いよ」
私がそう言うと、
「近いよ。1時間半もあれば着くさ」と、君は笑って言う。
「でも滅多に会えないよ」
私がそう呟くと、
「今だっていつも会ってる訳じゃないし、何も変わらないよ」と君は言う。

それでも私は、行かないで、って言いたくなる
 

この街に君がいることが当たり前だと思ってた。
そんな保証も何もないのに。

みんなそれぞれの人生があって、
みんなそれぞれの夢がある。
それを叶えるには、
この街だけではあまりにも狭すぎる。

どんなに仲が良くても、
みんなずっとここにいる訳じゃなくて、
みんなそれぞれ旅立って行く。
遠く離れ離れになる

そんな当たり前のことに気付かないでいた私がいて。

行かないで、って本当は言いたかった。
だけど、旅立ちに想いを馳せる君を見て、
そんなこと言えるはずがなかった。

きっと、君が思っている以上に私は君が好きなのだろう
だから、ずっと片想いで構わないと思ってた
でもそれは、会いたい時に会えたからこそ言えた言葉で。

それでも、帰り際
もっと君と長くいることも本当は出来たけど、
そうするべき相手は私じゃないから、一人で帰った。

 
きっとこれから先も、
君以外とも、たくさんの人とお別れをするのだろう。
でも私は、そんなお別れに今から怯えてる。

だから、素直に旅立ちを応援出来るように、
どうか私に、変わらない人を下さい。
どんなにたくさんのお別れをしても、
絶対に私のそばからいなくならない人を下さい。

もうこれ以上、一人なのは嫌なんです

たった一人で生まれて
たった一人で死んでいく
そんな当たり前のことを、
当たり前だと言うには
私はまだ、幼過ぎていて
そんな当たり前のことを、当たり前だと受け入れられない。

だからせめて、
その時が来るまで一緒にいてくれる誰かが、私は欲しい。

 
私もこの街を出て行くかもしれない
だけどあまりにも今の自分じゃ、弱過ぎて一人になれない
孤独は己を毒する
だから私は、解毒しようとする

それがたとえ
一時の間しか効果がなく、
取り返しの付かない過ちをする可能性があったとしても
私はその解毒剤に手を伸ばす

一昔前まで、それは友達でも良かったのに
今ではもう、それでは足りなくなってしまった。

 
こんな私はあまりにも汚くて
きっともう、元の私には戻れないのかもしれない

でもそれが、大人になるってことだから。

 
いつまでも甘えて良い訳じゃない
だけど私は三年前と同じように
救いを求めて、その解毒剤に手を伸ばしてしまう

だから生活必需人だって、私は言ったのだ
その温かさを求めているのだって、
本当は誰でもない私なんだ

そこに愛も何もないと、分かっていながら。

 
「こういう子たちって馬鹿よね。そう思わない?」
テレビの方を向きながらママはそう言った。

それは他人事だからこそ言える言葉で、
その言葉は私を叱ってくれる訳でも、救ってくれる訳でもなかった。
 

昔の私と今の私の違うところは、
そのテレビの向こうにいる女の子たちの思いと、今の自分の思いが似ていることだ。

そうやって孤独が嫌だからって、
寂しさを紛らわそうと夜の街に行く思いは、今の私とさほど変わらない。

ただ、私にはそこまでの勇気も決意もないから、ここにいるだけで。
 

ここに帰って来るか来ないかだけで
“普通”なのか“馬鹿”なのかが決まって、
今の私が“普通”だと考えられているのなら、
そう判断する世界が本質を見抜く力がないだけ。

だから学校が嫌いなんだ。
私が遅刻さえもしなかったら、
私は“問題のない子”になってしまう。
“普通”に埋もれて、本当に救われなくなってしまう。
ただでさえ、救いのサインに気がついた先生は、あの先生だけなのに

ましてや両親さえも気付かのないのだから、
そんな人たちに親面して欲しくないのは当たり前だろう。

「子供が自殺する前に気付けない親は馬鹿です!」
力強く語る言葉をテレビのCMで偶然聞いたママはこう呟いた。
「子供が自殺するかどうかなんか、気付ける訳ないわよ」

あぁ、この人は絶対気付けないし、
気付こうともしていないのだ。

今まで18年間、同じ屋根の下にいて
『死にたいと思ったことがないか』と聞かれたら
そんな事なんかなかった、なんて絶対思えない。
むしろ思わない。
でも、そうは決して言えない。
言いたくない。
言ったって救われるはずもないから。
だから、救われない。

孤独という名の毒に冒された私は
今日もその解毒剤に手を伸ばす

そんな日々が、いつまで続くのだろう
そんなの分からないけれど
春に全てを奪われたら
きっと私は死ぬ
Living Dead
そうやってよく言われるように

抱いている夢が叶わない時
最後の救いは、君しかいない
それさえもなければ
もう生きている意味がなくなってしまう

今はまだ分からないけれど、
春が怖い
終わりが来るのが怖い
周りの全てが新しく季節を辿り始めていくのに
自分だけが取り残されるのが怖い

才能はあるかもしれないのに
開化する機会もなく
終わってしまうのが限りなく怖い
今持つ孤独がより深まるのがとても怖い
誰も救ってはくれない中で
溺れてしまうのが怖い。

救いは自分の中にしかなくて
誰かに救いを求めるなんて、
大人のやることではないって分かってるけれど
それでも求めてしまう私は
子供のままでいたいのだ。
でも大人にならなくては、
君は救うどころか、一緒に居てさえもくれない。
だから大人にならなくちゃ、とも思う。

大人と子供の間に居る私は
子供のままで停滞することも出来るけど、
たとえ停滞を選んでも段々と大人に近付いて
いつかは絶対に大人になってしまう

そうなる前に救われたいなんて、
我儘でしかないけど
救われたことがないのに、誰かを救うなんて無理だから

だからいつかはこの毒から救われることを祈ってる
孤独は己を毒する
だから私は、解毒しようとする

それがたとえ
一時の間しか効果がなく、
取り返しの付かない過ちをする可能性があったとしても
私はその解毒剤に手を伸ばす

一昔前まで、それは友達でも良かったのに
今ではもう、それでは足りなくなってしまった。

 
こんな私はあまりにも汚くて
きっともう、元の私には戻れないのかもしれない

でもそれが、大人になるってことだから。

 
いつまでも甘えて良い訳じゃない
だけど私は三年前と同じように
救いを求めて、その解毒剤に手を伸ばしてしまう

だから生活必需人だって、私は言ったのだ
その温かさを求めているのだって、
本当は誰でもない私なんだ

そこに愛も何もないと、分かっていながら。

 
「こういう子たちって馬鹿よね。そう思わない?」
テレビの方を向きながらママはそう言った。

それは他人事だからこそ言える言葉で、
その言葉は私を叱ってくれる訳でも、救ってくれる訳でもなかった。
 

昔の私と今の私の違うところは、
そのテレビの向こうにいる女の子たちの思いと、今の自分の思いが似ていることだ。

そうやって孤独が嫌だからって、
寂しさを紛らわそうと夜の街に行く思いは、今の私とさほど変わらない。

ただ、私にはそこまでの勇気も決意もないから、ここにいるだけで。
 

ここに帰って来るか来ないかだけで
“普通”なのか“馬鹿”なのかが決まって、
今の私が“普通”だと考えられているのなら、
そう判断する世界が本質を見抜く力がないだけ。

だから学校が嫌いなんだ。
私が遅刻さえもしなかったら、
私は“問題のない子”になってしまう。
“普通”に埋もれて、本当に救われなくなってしまう。
ただでさえ、救いのサインに気がついた先生は、あの先生だけなのに

ましてや両親さえも気付かのないのだから、
そんな人たちに親面して欲しくないのは当たり前だろう。

「子供が自殺する前に気付けない親は馬鹿です!」
力強く語る言葉をテレビのCMで偶然聞いたママはこう呟いた。
「子供が自殺するかどうかなんか、気付ける訳ないわよ」

あぁ、この人は絶対気付けないし、
気付こうともしていないのだ。

今まで18年間、同じ屋根の下にいて
『死にたいと思ったことがないか』と聞かれたら
そんな事なんかなかった、なんて絶対思えない。
むしろ思わない。
でも、そうは決して言えない。
言いたくない。
言ったって救われるはずもないから。
だから、救われない。

孤独という名の毒に冒された私は
今日もその解毒剤に手を伸ばす

そんな日々が、いつまで続くのだろう
そんなの分からないけれど
春に全てを奪われたら
きっと私は死ぬ
Living Dead
そうやってよく言われるように

抱いている夢が叶わない時
最後の救いは、君しかいない
それさえもなければ
もう生きている意味がなくなってしまう

今はまだ分からないけれど、
春が怖い
終わりが来るのが怖い
周りの全てが新しく季節を辿り始めていくのに
自分だけが取り残されるのが怖い

才能はあるかもしれないのに
開化する機会もなく
終わってしまうのが限りなく怖い
今持つ孤独がより深まるのがとても怖い
誰も救ってはくれない中で
溺れてしまうのが怖い。

救いは自分の中にしかなくて
誰かに救いを求めるなんて、
大人のやることではないって分かってるけれど
それでも求めてしまう私は
子供のままでいたいのだ。
でも大人にならなくては、
君は救うどころか、一緒に居てさえもくれない。
だから大人にならなくちゃ、とも思う。

大人と子供の間に居る私は
子供のままで停滞することも出来るけど、
たとえ停滞を選んでも段々と大人に近付いて
いつかは絶対に大人になってしまう

そうなる前に救われたいなんて、
我儘でしかないけど
救われたことがないのに、誰かを救うなんて無理だから

だからいつかはこの毒から救われることを祈ってる
彼女は生まれながらにして
私の欲しい何もかもを持っている。
なのに決して、自分が恵まれてるとは思ってない。

どんなに私が羨んでだって、
彼女にとって、それは何でもないことなのだろう。

そして彼女はきっと、
私となんか比べられない程いとも簡単に、
私が追い求めることを叶えてしまう。

『こんなこともあなたは出来ないの?』
彼女は私にそう言わないし、
いつだって気軽に話しかけてくれる。

それは、彼女にとっての私が、
敵になれるほどの人間じゃないから

彼女は私の友達だ
だから、彼女を憎むことは出来ない。

だけど私は彼女を
羨み、妬み、僻み、
そして、呪うのだろう。

それでも彼女を嫌えないのは
たとえこれを読んだって、
彼女は決して、私を憎むことはないからだ。

 
彼女は私なんかよりも大人で
彼女と互角でない私は、
敵にさえもなれないから。
彼女は生まれながらにして
私の欲しい何もかもを持っている。
なのに決して、自分が恵まれてるとは思ってない。

どんなに私が羨んでだって、
彼女にとって、それは何でもないことなのだろう。

そして彼女はきっと、
私となんか比べられない程いとも簡単に、
私が追い求めることを叶えてしまう。

『こんなこともあなたは出来ないの?』
彼女は私にそう言わないし、
いつだって気軽に話しかけてくれる。

それは、彼女にとっての私が、
敵になれるほどの人間じゃないから

彼女は私の友達だ
だから、彼女を憎むことは出来ない。

だけど私は彼女を
羨み、妬み、僻み、
そして、呪うのだろう。

それでも彼女を嫌えないのは
たとえこれを読んだって、
彼女は決して、私を憎むことはないからだ。

 
彼女は私なんかよりも大人で
彼女と互角でない私は、
敵にさえもなれないから。
眠りに逃げるのは、私の心が弱いからだ

三年前と何ら変わってない私の心は
今もこうして、眠ることによって
幸せになりたいと願う。

『でも所詮、それは夢なのだから』
きっと誰もがそう言うけれど
私はどうしても、願ってしまう
 

君に会えたことは事実で、
君が許してくれることも
愛してくれることも、全て事実。
たとえそれが、夢の中のことだとしても

私はズルくてせこくて、弱い
だから今も、君を選んでしまう
君しかいないのだと、思い込む
たとえそれがどんなに無駄だとしても。

 
『子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、
子供だったから、愛してるってことに気付かなかった』

そばにいる頃より想いが募るのは、そういう理由なのだと思う。
眠りに逃げるのは、私の心が弱いからだ

三年前と何ら変わってない私の心は
今もこうして、眠ることによって
幸せになりたいと願う。

『でも所詮、それは夢なのだから』
きっと誰もがそう言うけれど
私はどうしても、願ってしまう
 

君に会えたことは事実で、
君が許してくれることも
愛してくれることも、全て事実。
たとえそれが、夢の中のことだとしても

私はズルくてせこくて、弱い
だから今も、君を選んでしまう
君しかいないのだと、思い込む
たとえそれがどんなに無駄だとしても。

 
『子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、
子供だったから、愛してるってことに気付かなかった』

そばにいる頃より想いが募るのは、そういう理由なのだと思う。
「私はそんなこと理解出来ないわ」
そう言われて、何も言えなかった。

『あなたとは違うから』
後から一人になると、急にそんな言葉が浮かんだ。

そう言いたかったけど言った途端、
最後の絆さえなくなってしまうような気がして、
決して口に出来なかった。

絆なんていらない
どんなにそう思っていても
私はきっと、最後まで甘えてしまうのだろう。

無条件では愛してくれなかったけれど
条件さえ整っていたら、私を愛してくれたはずの存在だから。
Search
Calendar
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
Mount Archives
Profile
HN:
瀬戸真朝
性別:
女性
QR Code
material by:=ポカポカ色=
忍者ブログ [PR]